D.Gray-man 第88話「ラビ」

コンテ:本多康之、演出:原田奈奈の回で、やはり良い。しかし、この良さは作画の良さから来てはいないか?作画が良いのは確かだ。しかし、それだけではないと思いたい。まあ、バランスだわな。作画監督は岩佐裕子・とみながまり
Aパートはやたらカット数が多かった。と思う。数えていないので正確なところはわからないが、カットの回転が早いように思った。この早い移り変わりでラビの混乱困惑を伝えられるのかもしれない。

ドラゴンボールZ(再)第90話「ハッタリじゃねえぞ!!大胆素敵な奴・孫悟空」

大胆不敵じゃなくて素敵なのね。タイトルが素敵だよ。まあそれはいいとして。
Aパート終盤&Bパート冒頭、フリーザの動きが早すぎて悟空には見えない!ことを、悟空のアップのカットにいきなりフリーザが飛び込んでくることで表現していたのは、面白い。いや、珍しい演出方法ではないのだろうが。アップのカットでは、キャラクターとカメラ=視聴者(の目)が近いことになる。それは物理的な距離ではなく、むしろ心理的な距離だ。カメラと対象の距離が近づくにつれ、心理的に視聴者とキャラを重ね合わせようとする意図は強くなる。もっと言えば、アップのカットはキャラの主観であり、アップのカットを見ることで、キャラの主観と視聴者の主観が近づく。逆にロングのカットほど客観的であることになる。と考えてみて、Aパート終盤&Bパート冒頭を見ると、面白い気がする。悟空のアップのカットは悟空の主観を表している。そこにいきなりフリーザが飛び込んでくるのは、悟空にフリーザが見えてないからだ。そして画面外から突如飛び込んでくるため、視聴者にも見えないのである。上手く文章にできない。何度も同じことを書いてしまうなあ。この演出で、悟空にフリーザが見えていないことと悟空の驚きを、悟空の主観をかなり直接に媒介し、視聴者に伝えることができるのではないか。うん。演出:上田芳裕。作画監督は前田実、ギラギラしていて見ごたえがあった。

ドルアーガの塔 第11話「ただ一枚の盾として」

今までにない新しいイメージを提示された気がした。ファティナの魔法の演出とか、ロッドの射出とか、ゆかなのキャラが宙に浮く水の玉で戯れる辺りとか。コンテ:福田道生、演出:玉田博。福田さんは10話でもコンテやってるなあ。10話では大して何も思わなかった。

ソウルイーター 第12話「恐怖に負けない勇気〜マカ=アルバーンの一大決心?〜」

あんまりソウルイーターらしくない、かっちりしていない映像だなあと思った。俺にはこれくらいのほうが心地良い。ストーリーをちゃんと演出できているとも思えたし。コンテ/福田道生。福田さん頑張ってるなあ。