ちったぁ終番についてメモっとかんとなあ、と思うわけだが、そんなことに意味はあるのか。まあいいわ。


まあ、そこまで面白いわけではないけれど、ここではないどこかに行きたいそれでもここで生きていかなくてはいけない、というテーマを持ち出されるだけで、泣ける。そんな作品だった。
いや、それを抜きにしても、マサカリ持ったおっさんが戦ったり、龍になって空を飛んだり、十分にかっこよくて、楽しめるアニメだった。そう、そこらへんは偉いなあと思ったんだよ。普通に、アニメファンでない人でも、視覚的に楽しめたはずなんだよ。あんな怪獣が空飛んでたら、それだけで面白いだろ。1話から、竜導が素手で妖異を吹っ飛ばしたりしてて、掴みもよかったはずなんだがなあ。
漢字の見せ方とか、もう少しどうにかしたほうがよかった気はするな。〜という字は〜を表している!とか毎回のように言われると、飽きてくるから。
終盤があんまりよくなかった。強引。とくに「妖異は人の情念に応えて現れる」というようなことを言っていたが、それが。その安易さはデジモンには許されても、妖奇士には許されないものだろ。そもそも、その理屈はおかしい。妖異は神の鎧であるのに、そこに人の感情が割り込む隙があるとは。まあ、打ち切りだから仕方ないのだろうな、その辺の強引さは。
他に打ち切りの弊害としては、元閥のエピソードがなかったことくらいか。これがないと、徳川の世にこだわった若本と、別の世界に行きたがる奇士の対比構造が完成しない。まあ、どうでもいいが。それとも、そんな対比はないのか。きっと元閥のエピソードはあまりにエロいんだわ。美少年だもの。
んー、最終回もなあ・・・。アトルを救いにして、アトルも救うということ自体はかまわないんだが、それは一つの過程としての話で、やはり2ndOPの最後のシーンのように、アトルの差し伸べる手に泣いてすがる竜導が見たかった。
とりとめねえなあ。


面白かった。
独自の解釈で活き活きとキャラクターが動いているように思えた。
まき絵とか。まあ、あれは堀江由衣に頼りすぎか。
美空とナバ千鶴とかか。
まあ、そうしないと「ネギま!」の「二期」としては、どうしようもなかった。
原作にはほとんど登場しない=解釈の自由度高い、ということでアーニャとネカネをストーリーの軸に持ってきたのは上手かったんじゃね。ほんと、それ以外どうしようもないわ。
俺たちが(って誰のことかしらんが)ネギま!?に何を期待していたか、という問題にもなるけれど。
制作側も試行錯誤したんだろうなあ。OPをセリフから始めていたのも、なんかもがいた跡だったんだろうか。
ぱにぽにが好きなのでネギま!?も好きだ、と言う新入生が結構いた。それは認めなくてはいけないところだが、ぱにぽにの流れで面白いというと少し俺のニュアンスとは違うよ。きっと。