忸怩といわれてもよくわからないが、忸怩たるアレがあるのはむしろ俺で。俺よりモノを知っているであろう先輩がそういうのなら、そうなのかなあと思ってしまう性分。ぼちぼち最終回を見れているので、終番レビューも書いていこう。

DARKER THAN BLACK 第25話

むちゃくちゃなこと言いやがる。本当にむちゃくちゃなことばかり言っていたが、一番は契約者と一般ぴーぽーの垣根をぶっ壊したことだろう。結局、契約者ってなんだったんだよ、と思うが、別にそんなことってどうでもいいんだなあ。だって、そこら辺を明かしていくこともこのアニメにはできたはずだから。そういう作品にしてしまわず、10万年後には何かわかるさ、と気の長い作品にする。これは狙ってしたことだろう。問題はそれが全く面白くないことだなあ。
今までの話ってのは、最終回で李くんが逡巡する、ただそれだけのために用意されていたといえる。そして、李くんにこの世界に愛着を持たせるためのストーリーを見せられたら、そりゃ俺だって愛着を持ってしまうわけで。そう思うと、単なるハートフルアニメでしかなかったんだなあ。最終回で言ってたことだが、李くんが普通の人間のくせに契約者のふりをしていたように、なんか別の皮を被っているから話がややこしくなる。停滞する。それでも、俺からすれば、前後編構成のパターンの中で、一つ一つ話があって、謎にみせかけていたものが明かされていくことで、十分楽しめた。いいアニメだったと思う。
岡村天斎監督作品は、『人造人間キカイダー THE ANIMATION』『Project BLUE 地球SOS』くらいしか見たことないが、どっちもそう面白いとは思わなかった。別に俺も岡村作品が好きというわけではないらしいが・・・。
奈々ちゃんがかわいいというよりは、霧原未咲がかわいかったなあ。かわいい奈々ちゃんとは、別の奈々ちゃんだった。この奈々ちゃんは、自分の歌をかっこよく歌う奈々ちゃんで、俺が好きな奈々ちゃんはどうしようもないキャラソンを、それでもアイドルの顔して朗らかに歌う奈々ちゃんなんだわ。なんだそれ。
ダラダラ書いたが、肝心なことが書けてない気がする。切り込めないなあ。また思いついたら何か。