精霊の守り人 第13話「人でなく虎でなく」

脚本に若干の乱暴さを感じる。何故バルサが虎となり人を斬ることを決意したのか分からない。分からないというよりは、納得できないと言ったほうが正確か。今までの話から構築された「バルサ」は、今回程度のプレッシャーで人を斬るとは思えないのだ。そして、実際、斬りきれてはいなかった。しかし、行為はしてしまっている。その行為のきっかけ、それが俺には今回の話の中で描かれていたとは思えない。そのために、バルサの怒気・殺気がひどく濃密に演出されていたとしても、それに乗り切れない。割り切ってみれば、すごい回だったと思うが。作監が6人もいるのは何故だったんだろう。さすがにバルサの顔が結構違っていて、妙に幼くて可愛いカットもあったので、嬉しかったりした。