ひだまりスケッチ×365 第2話「サクラサクラ」

ああ『ひだまりスケッチ』ってこんなアニメだったなと思ったが、それも違うような。こんなにつまらなかっただろうか。1話みたいなのを期待していたからか。あまりにつまらなくて見るのがしんどかったので2回見てしまった。
特に前半。理由は俺の中でも明確でないが、何もかもがしっくり来ない。お話に興味がないというのもあるのだろうが、画面的にも絵をパタパタと並べただけのように見えて、それに何の魅力も感じられなかった。キャラクターが記号に堕ちすぎていた、とでも言おうか。『ひだまりスケッチ』の特徴の一つに記号化(このような呼び方が適切かわからないが)が挙げられるだろう。意味を剥奪しつつ再構成する、というか。今回はそれが裏目に出てしまっている気がする。意味を剥ぎ取りすぎてしまっていたように感じる。余剰=余情がない。携帯の画面に映る文字でトントンとお話が進んでいくのも、俺の受けた印象の一因かもしれない。後半部は鍋をしているから、そこそこ見れる。鍋はとりあえずキャラクターを(記号と対称的な意味での)を描く上で、テッパンなやり方な気がしているなあ。
いや、まあ、「○○的な××」みたいな表象ってのは、やっぱりキャラクターについて可能なわけで、それが記号とどう対照的なんだよと自問してしまうが。