ムシウタ09 夢贖う魔法使い (角川スニーカー文庫)

ムシウタ09 夢贖う魔法使い (角川スニーカー文庫)

つまんねえなあ。しかも長い。今まで張ってきたどうでもいいような伏線の回収にページを割きすぎなんじゃないかしら。
始原の虫憑きとか出てきたし、次の巻に期待する。
“かっこう”が出てくるところだけは、やはり、楽しい。
今思えば、8巻の冒頭とラストは“かっこう”大暴れで、実は8巻は相当いい巻だったのではないかという気がしてきた。“マーカー使い”が“かっこう”より強いような描かれ方だから、ちょっと嫌いだったのだが。まあ、結局、“かっこう”が勝つしな。一号指定の虫憑きを倒した虫憑きは、“かっこう”だけだし、やはり最強なんだなあ。ほっとするわ。
ムシウタで面白いのは、主人公が強いということだけ、ということ。

怪 〜ayakashi〜 化猫 #1〜3

一挙再放送されてたので、録画して見た。
思い出は美化されていたようだ。だが、それでも、やはり面白い。
2話、3話で見られる、化猫の表現が好きだ。姿無きものとして、そして圧倒的な実体として、両面ともその描き方が秀逸。特に天びん、護符の使い方は面白いよなあ。
3話後半の作画のベキベキ感はいうまでもない。強い男はかっこいい。ああいうの好きだ。つか、3話だけ動きすぎ。
でも、何よりなのは、1話。あの、なんともいえない間は、動かない絵と相まって、独特の雰囲気作りに成功している。この下地があってこその2、3話ではなかろうか。いや、どうしようもなく、笑えるくらいの、ダメダメな間抜け演出とも言えるんだろうけど。まあ、それが東映らしいよなあ。あんまり東映演出ぽいとは思わなかったけども。なんじゃそら。東映演出のことなんか、わかってないんだな。
あの和紙みたいな絵柄は見にくいなあ。大江戸ロケットか。
さて、ノイタミナ枠で始まる続編はどうなるかな。