一気にupしようと、最終回を見終えるたびに、レビューを書きためているのだが、どうも屁理屈でしかなくなってしまう。できるだけ理屈を用いずにアニメを見たいなあと思ったが、それはアニメ研に所属している人間の見方ではないのかな。まあ、そこまで動物的に見れてしまうアニメなんてないが。やはり、頭悪いと苦労するわ。

ムシウタ 第12話

いい最終回だった。利奈が死ぬシーンはなんとなくジーンときた。ムシのデザインがいっぱいおっぱい。一号指定強すぎなのもいい。詩歌がかっこう=大助を認識するというのも、びっくりな展開で、だがこれは原作ファンからすれば最高のカタルシスで、うんハッピーエンド(でもないんだが)っていいよねと思った。まあ、ぶち壊しといえばぶち壊しなんだが。「敵は俺たちの夢を食らって生き続けてる奴等だ!」というセリフも好きだ。浅沼晋太郎より花澤香菜のほうが、いい芝居をしているような気がした。力量でいえばそんなことはないだろうに。特徴的な絵のシーンがいくつかあったが、原画に誰かいたんだろうな。よくわからん。んー、利奈と詩歌の強さの描きかたに文句はなくて、強そうだ!とワクワクできたが、ただ、かっこうの強さの表現が、最後まで納得行かなかった。最終回のかっこうは確かに強いんだ。最後は一撃で一号指定の成虫を倒すわけだから。あまりにベキベキに同化した姿も強そうだ。だが、銃撃にまるで迫力がない。バーンって撃ってそれで相手が倒れれば強いのかというと、そうではなかろうて!そこさえよければ、そこに全力を尽くしてくれても構わなかったのに。他のところがいくら酷くてもよかったのに。まあ、作る方からすればその選択はできなかったんだろうけど。残念だ。
全体をとおしてまあまあのアニメだった。スタッフはよく頑張っていたと思う。吉田玲子のシリーズ構成も、俺は諦めではなく、積極的に考えた結果だと思う。よかったよ。ちょっと今は時間がない。また、機会があったら総括して考えてみたい。