05裏掲示板での話の続きみたいになってるなあ

なぜ声優なのか。なぜアニメを見ていて、作画や演出ではなく、声に惹かれてしまったのか。その疑問に対する答えとして、俺は、声優がアニメの中で一番人間ぽくて生だから、だと思っていたんだが、それは違うんじゃないかと言われた。気がした。
生、というか感情的なんだ、声が一番。作画や演出が表現するキャラクターの感情も勿論あるんだが、それを飛び越える力が、声優の声・演技にはあると思う。その言い方は正しくないか。声優の声・演技が一番理解しやすい、というだけのことなのかもしれない。ただ、やはり、一般のTVアニメに於いて、キャラクターの複雑な心情を、表情や挙動の作画、演出のみで表現することは難しく、その役割をかなり声優に負わせているように思う。セリフだけでも足りない。まあ、その役割を全ての声優がこなせているわけではないだろうが。極端に言えば、声優は演出や脚本の意図を超えたことさえできてしまうのではないだろうか。そんなことはまず許されないんだろうけども。それにしても、その強大な存在感に俺たちは惹かれてるんじゃないかと思っていた。
もう一つ、疑問に対する答えとして思うのは、因果関係の明確さだ。キャラと声優の関係は一対一対応で、分かりやすい。あるキャラ(の声)がいいなあ、と思ったときに、すぐにその声優にたどり着ける。このアニメ面白いなあと思ったときに、その原因を考えるのことはなかなかに難しい。脚本がいいのか、演出がいいのか、とかとか考えてみてもよくわからない。かっこいいカットがあったなあ、と思っても、それを描いているのがどの原画マンなのかわからない。アニメクリエイターのファンになるより、声優のファンになるほうが比較的容易であるように思うということなんだが、まあ、これは些細なことか。
いや、だが、キャラクターではなく声優に走る理由というのもよくわからんなあ。上述した理由では、キャラクターを好きになれば済む気がする。アニメと違って(?)声優は実在するらしいという事実があることも重要なのか。


どうして声優なんだろう。違うと言われたからには、考え直す必要があるなあ。あー、ちなみに俺自身はそんなに声優に惹かれてないと思う。個人的には声オタグランプリでも、声オタの前提としてすっ飛ばさずに、考えてみてもらいたい問題であるなあ。