とりあえず、ウチで映る新番は全部見たかな。あとは評判の良さそうなものをアレな手で見るか。何が評判いいのか知らんのだが。

墓場鬼太郎 第1話

これは面白いな。まず、すすけたようなダークな美術、不気味にゆれる草などの細かい書き込みで見事に雰囲気を醸し出している。そして、説明的なまでに具体的で明快な描写(この辺はノイタミナらしいところかも)が、脚本自体の説明口調とそれならではの展開の早さと相まって、実にテンポが良い。まあ、このテンポは1話特有のモノかもしれないが。さらに、野沢雅子の年齢を感じさせる(老獪さであり、実際の老いでもある)声が、俺の知らない、ヒーローではない鬼太郎をはっきりと存在させているように思う。新番では一番良かったかも。

狼と香辛料 第1話

全裸のホロの繊細な美しさと危うさが表現されていた気がする。と言ったら言いすぎかもしれないが、うむ、ドキっとさせられたところもあるのは事実。原作を読んだときは、ホロは川澄さんかなと思っていたし、今でも川澄さんでいいじゃないと思っている(根拠は俺の好みだけ)のだが、小清水にやらせてみると小清水の魅力てのがちゃんとあるように思った。なんだろう、ホロの賢さも悪戯な感じも徹底できていないのだが、その中間あたりを探っているというか。いや、それで正解なのかもしれんなあ。

フルメタルパニック(再) 第1話

そうか酒井和男ってフルメタの人だったんだなあ、そういえば。ムシウタのキャラデザが神本兼利なのも、ここからのつながりなのか。