ケロロ軍曹 第213話

「僕たちが明日という日を自覚することは永遠にできないんだよ」

「明日ではダメなんです!今日やらなくてはダメなんです!私には今日しかないんです!」

「明日に希望を持つのもいい。明日を不安に思うのも仕方ないこと。だけど、一番大事なのは今日を頑張ること」

「明日に…なったんですね…?」
「何言ってんの、西澤さん?もう今日だよ!」

ありがちだが、ポジティブな気持ちになれる好きなタイプの話だった。竹内利光が書いているといいなあ、となんとなく思っていたら竹内利光だった。俺は竹内利光の脚本が好きなのか。どんな経歴の人なのかよく知らないが、横谷昌宏が参加している作品でよく見かけるような気はする。しかし、いくらいい気分になっても、もう真夜中というか朝だ。「なんて素敵な土曜日でしょう」と言われても、皮肉にしか聞こえない。
脚本だけでなく、冬樹と桃華がテーマパークを回る間のセリフのないシーンの演出も良い。夢のような世界での永遠に続くかのような時間、とでも言えるか。電話越しのチワのエロさが凄かった。人間の声はアニメのビジュアルを容易に超えるなあ。ケロロは最近、こういう子供が見てもあんまり面白くなさそうな話が多いような。それは以前から、といえばそうだが。