ストライクウィッチーズ 第7話「スースーするの」

「面白いと思っているから感想書いているのか?」とhamadarakaに聞かれた。面白いと思っているからでもあるが、それだけではなく、必ず毎回感想を書くという縛りを課すことで、何か新しい発見があるんじゃないかという期待もある。しかし、このアニメ、パンツを無視して書くことが難しいのだが、だからといってパンツに対してどう接していいか分からないよ。
えー、ハルトマンが可愛くて嬉しい回なんだが、何を書けばいいものやら。また最初から適当に。
一番最初のカットから、サーニャのお尻がアップで映される。最初に頭部ではなく臀部を映し出すことの意味は大きい。これから何かが始まる、何かに向かうという印象を薄れさせる。そして、実際にサーニャは夜間の警戒任務を終え、基地に戻るところなのである。そしてAパート冒頭、穏やかに眠る隊員達が、肢体を舐め回すようなカメラワークでもって映し出される。眠りを意識させられ、やはり始まりという感じを与えない。木の上で眠るルッキーニを見せた後、走る坂本少佐が映し出され、ようやく話の活動を感じられるわけだが、その坂本少佐は画面左から右へと走っており、それはサーニャが基地に帰還するときの方向と同じである。緩やかな開始を徹底している。
この静止状態を一転させるのは、分かりやすく起床の合図だろう。明るい光の差し込む廊下はひどくポジティブだ。このアニメでは基地内がここまで明るいことは少ない。次々にキャラクター達がそれぞれの仕方で目覚める。そして、この回のヒロインであるハルトマンの起床。ヒロインはハルトマンであるが、その裏で奇妙に空回るバルクホルンがいることは忘れてはならない。やたらとだらしないハルトマンと規律規律のバルクホルンの、鮮やか過ぎて嫌になるくらいの対比。でなければ面白くない。
芳佳の訓練。素振りがひたすら反復され、芳佳はさらに100回の素振りを追加される。いつまでも続くかのようだ。そして、その訓練を車上から見るミーナとリーネ。彼女らは基地の外に向かっているにも関わらず、やはりサーニャが基地に帰還する向き=左→右の方向で動く。この二重の閉塞感。今回の挿話が、特に物語全体の発展性に寄与しないことの現われと見るか。
じゃがいもを食べるバルクホルンとシャーリー。何故じゃがいもだけなんだろう。不思議な朝食だ。そして他には誰も朝食を食べていない。二人の会話は(芋を挟んで)リバースショットで進む。それは二人の対立関係の表れであるが、同時に二人の均等な関係をも示唆している。この二人は案外、似ている気がするのは俺だけか。
もう飽きてきた。眠い。ノーパンでも飄々として身軽なハルトマンかわいいなあ。ノーパンの危うさというものがまるでない。芳佳のスク水を「これは証拠物件だ」と言ってしまえるバルクホルンの、訳の分からない堅物っぷりとは好対照なのだが、その一方でバルクホルンもノーパンに関しては寛容。パンツを穿かなくても規律には反さないのか。ここではジャガイモを挟んで、ハルトマンとルッキーニという二人の「窃盗犯」が対置され、それぞれの反応が楽しめる。このような二項対置的な見せ方は、この回の特徴かもしれない。なお、ハルトマン―ルッキーニの対置関係はこの後も継続的に示される。
いや、もう、なんか、しんどい。途中放棄。「問題ない!」