マクロスFrontier 第2,3話

とりあえずお話の冒頭部分としては面白いと思う。ただ、それは映像に酔わされているだけなのかもしれない。動きというよりは仕上げに。仕上げの段階で映像に立体感が生まれているように思う。あと、1話でもそうだったが、モンタージュの仕方が面白かったりする。直接的には無関係な複数のカットを短い間隔でクロスさせることで、奇妙な関係性・連想を生じさせる、とでもいうか。2話でのランカ・シェリル・敵のモンタージュは、ランカの歌が敵の行動を誘発させているようでもあるが、俺は違うと思っている。脚本に関して、俺には(脚本以外の点でも同じだが)アラを上手く発見できない。ランカがオーディションを受ける流れとかしっくりこないところはあるのだが、そんなの気にしなくてもいいようにも思う。吉野弘幸ぽさが濃くなってくるとしんどいかもしれない。とりあえず気になるのは、マクロスが継承してきたアイドル性による敵との同和というテーマ?をどう扱うのかということか。敵は今のところ、まるで人間味を欠いたレギオンみたいな奴だしなあ。あとアイドルが複数いるのよね。どうすんのかな。