RD潜脳調査室 第19話「巡る雫 ichor」

単なる被害妄想の類かもしれないが、やっぱり脚本の後藤みどりさんと俺の相性は悪いようだ。最悪といってもいい。自然がすることに悪いことなんてない、とか、もう。この人の脚本は動物とか天然とか自然とか、そういうものに対する無条件の賛美に溢れていて我慢がならない。俺が非論理的だと思って排斥しているものばかり、易々と受け入れて称揚しやがる。マイナスイオンだと!いや、マイナスイオン効果を信じていそうなのは、作中ではミナモちゃんくらいで、後藤さんは信じてなさそうではある。しかし、だからこそ、ハルさんを立たせてしまったりする自然の力への信仰のガチなんですよね?と思ってしまうぜ。いや、実際どういう人なのかは存じ上げないけれど。まあ、なんというか、SFらしい整合性をかなぐり捨ててしまう傾向があるように思えてならない。
しかし、ソウタのエロいことしか考えてなさそうな挙動には満足できる回だった。ホロンが目覚めてからミナモたちと合流するまでの描写がすっぱり切り落とされているのも、想像を逞しくしてしまうよ。ちょっと気になるアングルのカットが多かったか。コンテ・演出:佐々木奈々子。作画監督は金子拓。やはり段違いの肉付きになるなあ。デブと紙一重つーかデブ。